公園トイレの蛇口など盗まれる 青森市、2カ所で被害

蛇口が盗まれた駅前公園のバリアフリートイレの手洗い器=5月17日、青森市新町1丁目(市提供)

 青森市は20日、同市の駅前公園(新町1丁目)と松原公園(松原3丁目)それぞれのバリアフリートイレに設置された、手洗い器の蛇口や排水管などが盗まれたと明らかにした。ともに5月17日に被害を確認。市は同29日までに警察に被害届を出し、受理された。6月20日の市議会都市建設常任委員協議会で報告した。

 市によると、5月17日午前、清掃作業員が駅前公園の手洗い器から蛇口1基が消失しているのを発見。その後、水道配管1本もなくなっていることが判明した。同日から市内58公園のトイレ96カ所を点検したところ、松原公園の手洗い器からも排水管1本がなくなっているのを確認した。駅前公園と松原公園の盗難被害の関連性は不明。

 6月1日までに駅前公園の手洗い器に蛇口1基と水道配管1本、松原公園の手洗い器に排水管1本を新たに取り付けた。

 2019年11、12月には、市内の公園など5カ所で水飲み場の蛇口計13個が盗まれた。市公園河川課は「蛇口などは市民の共有財産。大切に利用してほしい」と呼びかけている。

© 株式会社東奥日報社