【韓国】「新興企業向け創業ハブ」ソウル市が造成[経済]

ソウル市は21日、スタートアップの育成政策「ソウル創業政策2030」を発表した。2030年までに総額1兆6,717億ウォン(約1,800億円)を投じ、ユニコーン企業(企業価値が10億米ドル=約1,400億円=超)50社の育成を目指す。

同政策には、スタートアップ支援施設「ソウル創業ハブ」の建設などが盛り込まれた。ソウル創業ハブは延べ床面積10万平方メートルで、スタートアップ約1,000社が入居できる。また、入居企業向けに1,000億ウォン規模の専用ファンドも造成する。創業ハブの海外拠点も、世界20カ国まで拡大する計画だ。

このほか、25年までには市内25カ所に若者向け教育施設を造成し、ソフトウエア開発者など年間5,000人のIT人材を輩出する。また、卒業生のスタートアップ就職を支援するマッチング事業も推進する。

■産業別ハブも順次造成

ソウル市は30年までに、ロボットや人工知能(AI)、ハードウエア企業など産業別の創業ハブを順次造成する。各施設でさまざまな支援策を実施し、企業間や官民協力などを活性化する見通しだ。

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