兵庫で一番早い海開き、園児たちが早速水遊び 新温泉の諸寄・塩谷海水浴場

波打ち際で海を楽しむ園児たち=新温泉町諸寄

 夏本番を前に「海開き」の神事が22日、兵庫県新温泉町諸寄の諸寄・塩谷海水浴場で行われた。小雨が降る中、地元の明星認定こども園の園児23人が水着姿で水遊びに興じた。

 主催する諸寄観光協会によると、県内で一番早い海開き。神事は地元の八坂神社の宮司が執り行い、同町の西村銀三町長らが参加して安全を祈願した。同協会の鶴田早人会長は「波が穏やかで、安全なのが諸寄・塩谷海水浴場の良いところ。今年も安全にシーズンを終えられれば」と話した。

 神事の後、同協会がプレゼント用のラムネ瓶を波打ち際に置き、園児らは合図とともに瓶を目指して砂浜を駆け抜け、そのまま海に入った。園児らは胸の辺りまで浸り、水をかけあうなどして海を楽しんだ。女児(6)は「少しだけ泳ぐことができて、楽しかった」と笑みを浮かべた。

 同海水浴場は7月1日から監視員を配して、正式に開場する。(斎藤 誉)

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