外国人が訪れてみたい都道府県、青森県は6位 ユーチューブが影響

 インバウンド(訪日客)向けのサービスを展開する「Tokyo Creative」(東京)がまとめた「外国人が日本旅行で訪れてみたい都道府県ランキング」で、青森県が6位に入った。

 ランキングは、3月下旬に行ったインターネット調査(複数回答)を基に作成。回答を得た1006人のうち、57.2%が青森県を選んだ。青森県は台湾や香港での人気が定着しつつあるが、今調査の回答者は8割以上が欧米豪。1位北海道、2位沖縄県、3位東京都など上位に観光有名地が名を連ねる中でのベスト10入りとなった。

 同社によると、YouTubeを見て影響を受けたほか、地方特有の田舎に行きたいとの思いから青森県を選んだ人が多かった。リンゴや温泉に加え、紅葉、祭り、馬肉なども理由として挙がった。10回以上の訪日経験がある人の中では、北海道に次ぐ2位に入った。

 同社の担当者は、アフターコロナでは都市部より知らない地域への旅行が海外のトレンド-と指摘。「外国人にとって青森は未知な観光地で魅力的に映ったと考えられる」と分析した。

 県誘客交流課の佐藤宏課長は「びっくりしたが、ホームページやSNS(交流サイト)で英語圏向けに地道に情報発信を続けてきた成果が出てうれしい」と語った。

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