「書きたいもの書けた!90点」静岡文化芸術大生が新聞記者体験 地元の祭りの熱気伝える

大学生が新聞記者の仕事に挑戦です。初めて挑む記者の仕事に奮闘する静岡県内の女子大学生を追いました。

<静岡文化芸術大学 鈴木彩里さん>

「新聞で完成したものを手に取って見ることができて、とてもうれしく思います」

6月20日の静岡新聞に記事を掲載した静岡文化芸術大学の3年生鈴木彩里さんです。これは若い人たちにもっと新聞に親しんでもらおうと、地元新聞社が共同で取り組む「新聞記者をやってみた」プロジェクトです。鈴木さんが選んだテーマは2023年5月、4年ぶりに浜松市浜北区で開催された「飛竜まつり」です。

<鈴木彩里さん>

「テーマを決める時に地域に密着したニュースを取り上げたいなと思っていた」

初めての取材は3月。実行委員会に祭りの概要について聞くことからスタートしました。1時間近く続いた取材に…。

<鈴木彩里さん>

「最初は緊張してしまったが、話を聞いているうちにどんどん集中していって、たくさん有意義な話が聞けて良かった」

鈴木さんはその後も取材を重ね、飛竜まつりの当日を迎えました。学生よさこいチームが飛竜まつりをテーマにした演舞「緋志(あかし)」を初披露。鈴木さんはこの様子を記事でこうつづりました。

「メンバーは新型コロナ禍から復活する飛竜まつりと自分たちを重ね、熱い思いを全身で表現した」

初めて新聞記者の仕事に挑戦した鈴木さん、今回の記事について自己採点してもらいました。

<鈴木彩里さん>

「90点。何をメインに書こうかっていうのに迷ったりもしたんですけど、最終的に自分の書きたいものが書けたなと思っています」

初めての取材から約3か月間、学業と並行して取り組んだ記者の仕事。苦労も多かったようですが、鈴木さんはそれ以上に得られたものが大きかったと話していました。

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