ちぎり絵でSDGs学ぶ 栃木・国府南小 牛乳パックを再利用

ちぎり絵に挑戦する児童ら

 【栃木】持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ授業として、小規模特認校の国府(こう)南小の児童や保護者、地域住民らがこのほど、同校で牛乳パックを再利用した「ちぎり絵アート」を体験した。

 ちぎり絵アートは同校の児童育成プロジェクト「oneclass(ワンクラス)」の一環。授業を公開する年2回のオープンスクールに合わせて実施した。

 NPO法人「みんなちがうからおもしろい」(宇都宮市)のメンバーらが講師を務めた。約100人の参加者は、牛乳パックから作った再生紙やカラフルな色紙などをちぎって段ボールに貼り、桜や花火といった季節の好きなものを自由に表現した。

 続いて廃材を利用した模造紙サイズの木枠に、各自の作品を貼り付け、色鮮やかなリサイクルの額縁を完成させた。6年安生悠乃(あんじょうはるの)さん(11)は「みんなの個性が表現できて楽しかった」と笑顔で話した。

 同校は市内在住であれば学区外からも転入学できる。現在は全校児童47人のうち、半数を超える24人が学区外から通っている。

完成したちぎり絵の額縁に合わせて記念撮影する参加者

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