青春の「キラキラ」感じて 「君ソム」公開舞台あいさつ

作品への思いを語る森さん(中央)と奥平さん(左から3人目)=東京・歌舞伎町

 七尾を舞台にした漫画「君は放課後インソムニア」の実写映画の公開記念舞台あいさつが24日、東京・歌舞伎町の映画館で開かれ、主演の森七菜さんと奥平大兼さんら出演者が見どころを語った。森さんは「すぐそばにある青春の『キラキラ』や家族の優しさに気付ける作品になった。劇場で感じてほしい」と話した。

 作品は、森さんが不眠症(インソムニア)に悩む高校生のヒロイン曲伊咲(まがりいさき)、奥平さんが同じ悩みを抱えるクラスメート中見丸太(なかみがんた)を演じる。高校の天文部の復活を目指す2人の人間模様を描き、学校の撮影には七尾高が協力した。

 伊咲の母親役を演じたMEGUMIさんは「美しい景色の中で描かれた作品だ」と太鼓判を押した。メガホンを取った池田千尋監督は「風景や音、雰囲気を映画館で体感してほしい」と強調した。

 映画は石川県内6カ所の映画館で公開されている。七尾市がエキストラ募集で協力し、北國新聞社が特別協賛した。

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