維新、兵庫の全小選挙区で候補擁立加速へ 衆院選 公明現職がいる2、8区に加え9区でも

全体会議であいさつをする兵庫維新の会の片山大介代表(中央)=25日午後、神戸市中央区(撮影・大田将之)

 日本維新の会が次期衆院選で公明党の現職がいる大阪、兵庫の全6小選挙区に候補者を擁立する方針を決めたことを受け、兵庫維新の会は25日、神戸市内で会合を開き、候補擁立を加速させることを確認した。

 兵庫県内で維新は、2021年の衆院選で2区(神戸市兵庫、北、長田区、西宮市北部)と8区(尼崎市)、9区(明石市、淡路島)を除く9選挙区に立てた候補者全員が当選(比例復活を含む)。今年4月の県議選(定数86)は前回の9から21に議席を倍増させた。

 兵庫維新の片山大介代表は会合で、党本部から2、8区で候補者を公募する方針が示されたことを伝え、候補の掘り起こしを急ぐ考えを参加者と共有した。

 会合後、片山代表は9区にも独自候補を擁立する見通しを明かし、「近畿全体で維新の勢力は増しており、県内でも比例復活ではなく、全ての小選挙区で勝ちきれるようにしなければならない」と強調した。(金 旻革)

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