山形市の水防訓練が25日、同市大森の立谷川河川敷で行われ、市や消防本部の職員と、市消防団の水防隊員ら約300人が水害を防ぐための対応を確認した。
蔵王山系で1時間に60ミリを超える局地的な大雨が降り、中小河川が氾濫、住宅に浸水し、田畑が水没した―との想定。県消防防災ヘリ「もがみ」が飛来し、気象情報の受信伝達や情報収集の訓練も行った。
水防工法訓練では、堤防の決壊を防ぐための手順を確認。約30キロの土のうを積み上げ、くいを打ち込んで固定した。参加者は、てきぱきと動き「自らの地域は自らで守る」。万が一に備え、真剣な表情で臨んでいた。