4年ぶりに、「熱い夜」が戻りました。尾道市で24日、三大夏祭りのひとつ祇園祭が開催されました。
祇園祭は無病息災を願って江戸時代に始まったとされています。担ぎ手不足で中断はありましたが、1978年、今から45年前に復活した尾道の三大夏祭りのひとつです。
参加者
「気持ちが高ぶってやるだけです」
15年まえから参加する人
「楽しみにしていたので、やっとまた出来るのはすごくいい気持ち」
神事が終わると、3つの地区の神輿は神社を出て、市内を練り歩きました。行動制限が解除されて初めての祇園祭に、沿道の人たちも、はやる気持ちを抑えきれません。
威勢のいい掛け声とともに、神輿が尾道渡船桟橋前の路上に集結しました。祭りの見どころ三体の神輿が競いあう「三体廻し」が始まります。
参加者
「4年ぶりで節目なのでしっかり勝ちにいきたいと思っています」
参加者
「気合が違うけぇやっちゃるけえの!」
「三体廻し」は、新型コロナの影響で4年ぶりとなります。一体あたり約350キロの神輿を、3体横並びに合体させるとその迫力に圧倒されます。神輿が道路に立てられた幟の周りを回るさを競うタイムトライアルでは、それぞれの地区の意地と意地がぶつかり合い火花を散らしました。
クライマックスは、タイムトライアルに勝利した神輿が中心になって3体が高速で回転する「三体廻し」です。
N場内アナウンス
「三体廻しです。そして担ぎ手の労をねぎらう力水がかけられます」
観客
「迫力満点だったです。見られて良かったです」
「尾道はまだまだこれからです。がんばれー。」
一番着けの神輿土堂地区一宮神社青年部部長
「最高です。(3年中止で)3年歳をみんなとっていますからね。気持ちで会場のみんなが盛り上がるように、なんとか頑張りました」
4年ぶりとなった祇園祭の三体廻しは、尾道の熱い夏の夜を思い出させるものでした。