東京オリンピックで金メダルを獲得したブルガリア新体操チームの当時の選手たちが26日、ホストタウンを務めた村山市を再訪し、志布隆夫市長に改めて金獲得を報告したほか、歓迎レセプションで関係者たちと喜びを共有した。
山形新幹線つばさでJR村山駅に到着した一行8人は市役所ホールで職員や市民に拍手で出迎えられた。志布市長が「2年ぶりの村山へようこそ。金メダルの瞬間はとてもどきどきしたが、決まってうれしかった。改めておめでとう」と歓迎し、メンバーを代表してシモナ・デャンコバさんが「金メダルをとれたのも村山の皆さんがいてくれたからこそ。一生忘れない。滞在を楽しみたい」とあいさつした。
メンバーには、マリエタ・アラバジエバ駐日ブルガリア大使が同行した。この後、クアハウス碁点で歓迎レセプションが開かれた。
メンバーたちは7月2日まで滞在し、記念碑の除幕式への出席や地域、学校を訪問し交流するほか、1日にはダンスの披露会を開く予定になっている。
同市はホストタウンとして4回にわたって選手たちの合宿会場を提供し、選手たちは2021年の本番時も同市から都内の会場に入った。当初は競技終了後、同市に戻り、市民らが慰労会を催す予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で取りやめとなったため、対面して祝福を伝える機会をつくろうと市が招待した。