錦木、自己最高位の東前頭筆頭 大相撲名古屋場所新番付

錦木 

 【東京支社】日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、盛岡市出身で幕内の錦木(伊勢ノ海部屋)が自己最高位(東前頭2枚目)を更新する東前頭筆頭につけた。郷土力士として23年ぶりの三役昇進に向けて勝負の場所となる。

 錦木は先場所、西前頭4枚目で9勝6敗と勝ち越した。序盤は黒星が先行したものの8日目から破竹の8連勝。力強い取り口で大関貴景勝らの実力者を破った。

 今月中旬に盛岡市で行われた伊勢ノ海部屋の合宿でも好調ぶりをアピール。今場所で勝ち越せば、郷土力士としては2000年九州場所に小結昇進を果たした栃乃花(久慈市山形町出身、現二十山(はたちやま)親方)以来となる三役昇進が確定的になる。

 

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