「住民の意向を無視し強行している」トンネル工事再開に向けた説明会に住民は出席せず 広島高速5号線

広島高速5号線の二葉山トンネル工事が中断している問題で、26日行なわれた説明会に参加する住民はいませんでした。

広島高速5号線の二葉山トンネル工事では去年12月、地表面の隆起が基準を超え、掘削工事を中断しています。工事の再開を目指す広島高速道路公社は関係住民への説明会を開いています。

しかし26日、市民団体の代表が「公社は住民の意向を無視して説明会を強行している」などとして、抗議文を提出。説明会には出席しませんでした。

二葉山トンネルを考える市民の会 越智秀二代表
「住民の安全安心をほったらかして情けない。広島の玄関口になるんだから、きちんとした工事をしてほしい」

結局、この日の説明会に参加する住民はいませんでした。

広島高速道路公社 光武聡一郎建設部長
「いろいろ都合を聞きき、地域の方と相談して決めた日程だった」

公社は「工事再開のめどは立っていないがすみやかに再開したい」としています。

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