「金」記念碑、主役迎え除幕 村山・新体操ブルガリア代表、市民と共に

記念碑を囲み記念撮影に臨むメダリストたち=村山市民体育館

 東京オリンピックの新体操団体で金メダルを獲得し、ホストタウンだった村山市に再訪しているブルガリアのメダリストたちが27日、記念碑の除幕式に出席し、改めて市民らと喜びを共有した。

 記念碑は、選手たちが五輪の頂点に立ったことを受け、日本ブルガリア協会県村山支部(石川准一支部長)が建立委員会を組織し、市民や企業から募金を集めて2022年8月に完成した。仮除幕式は行われたものの、“主役たち”を迎えてこの日、仕切り直しとなった。

 碑は選手たちが合宿した市民体育館の入り口前にあり、高さ1.55メートル、幅と奥行きが0.9メートルのステンレス製。メダリスト5人の表彰台での表情が再現されている。除幕式で志布隆夫市長が「本人たちを迎えて除幕できたことは永遠に市の誇りとなる」とあいさつ。マリエタ・アラバジエバ駐日ブルガリア大使が「村山の人たちの長年のサポートに心から感謝する」と述べた。

 主将だったシモナ・デャンコバさんが「私たちの記念碑はブルガリアにもなく大変光栄だ。村山は第二のふるさと。大好きです」とあいさつし、5人がテープカット。市民など約100人が出席し、式後はメンバーたちとの記念撮影を繰り返し、栄誉をたたえ合っていた。

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