コミュニティバス「たしろ号」増車へ 島原市長が一般質問で表明

 定例島原市議会は27日、一般質問が始まり、5人が登壇。古川隆三郎市長は市が2020年3月から運行している予約制のコミュニティバス「たしろ号」の車両や運行数を増やす方針を示した。一倉澄子議員(共産)の質問に答えた。
 市政策企画課によると、たしろ号は、市内の公共交通の空白地帯を解消しようとワゴン車4台で運行開始。市内7地区を南北2エリアに分け、異なるエリア間で乗り継ぎしない場合は1回200円(中学生以上、小学生100円、未就学児無料)で利用できる。
 現在は7台で、市内のタクシー事業者7社にそれぞれ運行を委託している。今年4、5月の平均利用者数は約3700人。予約を取りにくいこともあるという。
 古川市長は昨年10月から平日の運行数を7便から8便に増やすなどの工夫している点を示した上で「できれば(車両の)台数そのものも増やしたい。(さらに追加できる)ドライバーがいない事業所もあるので、打ち合わせしながら進めていきたい」と答弁した。

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