蒸し暑い夜 風呂より寝ている時の方が汗をかく? 6月でも珍しくない熱帯夜 熱中症対策は万全に

きょう28日朝の広島市中区の最低気温は24.8℃。ほぼ“熱帯夜”のような暑さでした。

今週は西日本に南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況が続いています。夜中の気温もあまり下がらなくなり、昼間も朝晩も蒸し暑くなりました。

あす29日の広島市中区の最低気温は25℃の予想です。これからあす朝にかけて25℃を下回らず、ことし初めて熱帯夜となる可能性があります。

最近では広島市中心部では6月でも熱帯夜を観測することは、そこまで珍しくなくなってきています。

過去30年間の広島市中区の観測データを見てみると、最も早く熱帯夜となったのは2013年6月12日夜~13日朝にかけてでした。また、去年は6月に6回も熱帯夜を観測しています。

そうなるとこの時期から夜中でも気をつけたいのが熱中症です。

普段、私たちが寝ている間に体から失う水分量は200~500ミリリットルといいます。室温や服装、睡眠時間で異なるものの、冬は少なく夏は多くなり、この時期だとコップ2杯程度の汗をかくといいます。これは、お風呂に入った時にかく汗の量と同じかそれより多い量だといいます。

夜中もエアコンを適切に使ったり、寝る前や起きたあとに水分をきちんと取ったりするなど、寝ている間の熱中症対策もご注意ください。

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