「仕返しするために」入所者のワインに漂白剤か 元介護職員、器物損壊で起訴

京都地検

 福祉施設の入所者の飲み物に漂白剤を混入したとして、京都地検は28日、器物損壊の罪で、京都府与謝野町、元介護職員の男(34)を起訴した。

 起訴状などによると、3月23日、与謝野町の介護施設で、入所者の男性(73)が所有するワインに塩素系漂白剤を混入して飲めなくしたとしている。

 府警によると、男性はワインを飲んでおらず、体調に異変はなかった。男は当時、この施設の職員だった。調べに対し「介護以外にも文句を言われ、その仕返しをするために入れた」などと話したという。

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