郵便切手27万円分だまし取る、容疑で京都拘置所看守を逮捕 収容者の提出書面を変造 

京都拘置所がある京都市伏見区

 京都拘置所は28日、収容者が購入を希望したように装って郵便切手27万円分をだまし取ったとして、詐欺と有印私文書変造・同行使の疑いで、同拘置所の看守の男(36)を逮捕、送検したと発表した。同日付で懲戒免職処分とした。

 逮捕容疑は昨年10月27日~今年2月15日、自らが担当する収容者9人が提出した物品購入用紙に記された商品コードの欄を塗りつぶすなど変造し、会計担当の職員から12回にわたって27万4990円分の切手をだまし取った疑い。

 京都拘置所によると、容疑を認めているという。収容者の1人が「預けていた所持金が不足している」と申告し、発覚した。

 村上正剛所長は「矯正行政への信頼を著しく損ねるもので遺憾極まりない。職員の指導を徹底し、失った信頼の回復に努める」としている。

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