おかえり!リーゼント先生 長崎・西海市文化祭 市の音楽プロデューサーとして初舞台 観客ら歓迎

大造ブラスバンドを指揮する中村さん(左)=西海市、大島文化ホール

 西海市文化祭が25日、長崎県西海市大島町の大島文化ホールであり、4月に市の音楽プロデューサーに就任した中村明夫さん(50)が出演。大島造船所(同町)の大造(だいぞう)ブラスバンドを指揮し、聴衆を魅了した。
 「リーゼント先生」の愛称で知られる中村さんは音楽教諭として県立佐世保東翔高などで指導。4月に長崎短大准教授に就任するとともに、新型コロナウイルス禍前の東翔高時代、市内の県立大崎高、市立大崎中や県立西彼杵高の吹奏楽部、大造ブラスバンドと同ホールでコンサートを開いていた縁から、同市の音楽プロモーション業務を受託。部活動の支援などを行っている。
 同ホールでの演奏は4年ぶりで、音楽プロデューサーとして初舞台を踏んだ中村さんは最初の曲を終えた後、「ただいま」と第一声。「お帰りなさい」との会場からの声に「懐かしく、うれしくたまらない」と満面の笑みを浮かべた。
 計3曲を指揮し、観客に手拍子を呼びかけコラボも。閉会のあいさつもし、「期待以上に必ず活躍して、今までにないような感動と思い出を提供していきたい」と力強く語った。
 文化祭では日本舞踊やダンスなど22団体が練習の成果を披露。約300人が来場し、音楽と踊りの祭典を楽しんだ。

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