“山形心地”こんな感じ、暮らし魅力紹介 首都圏の若者などに向け、県が移住情報誌

県が発行した移住情報誌「Yamagata Gocochi(ヤマガタゴコチ)」

 県は若者や子育て世代をターゲットにした移住情報誌「Yamagata Gocochi(ヤマガタゴコチ)」を新たに発行した。首都圏を中心に移住フェアなどで配布し、「住む」「働く」「くつろぐ」を切り口に、山形暮らしの魅力を広く知ってもらう。

 特集は「山形で叶(かな)う、ココチよい8つのコト」。▽露天風呂をルーティン化して美肌になる▽子どもと満天の星空を見に行く▽地元の美味(おい)しいものに感動する▽週末はキャンプに挑戦する―など八つの「ココチよい」を一人称視点で短くまとめ、本県の暮らしをイメージしやすい内容になっている。

 移住した“先輩”5人のインタビューコーナーもある。酒田市でリモート勤務する女性は「地方暮らしは意外にも選択肢が多い」、東京と山形市で2拠点生活を送る女性は「都会から見たら信じられないような魅力があふれている」と感想を語っている。

 「1日当たりの通勤・通学時間の短さ全国1位」「幸福度ランキング全国7位」「1住宅当たりの敷地面積全国2位」など、数字が示す暮らしやすさも掲載。コワーキングスペースやワーケーション、創業支援の情報も盛り込んだ。

 4千部制作し、首都圏での移住フェアや東京、名古屋、大阪の県事務所、東京の「やまがたハッピーライフ情報センター」などで配布している。県の移住交流ポータルサイト「やまがた暮らし情報館」でも公開している。県移住定住・地域活力創生課の担当者は「雑誌感覚で気軽に手に取ってもらい、山形での暮らしに関心を持つきっかけにしてほしい」としている。

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