長崎県で女性副知事誕生へ 国交省から馬場氏 大石知事が方針固める

 長崎県の平田研副知事(55)が7月6日付で退任し、大石賢吾知事は後任に国土交通省の馬場裕子氏(44)を起用する方針を固めたことが28日、分かった。県は4日の県議会最終本会議に人事案を提出し、同意が得られれば本県初の女性副知事となる。
 大石知事は昨年2月の知事選で女性副知事を公約に掲げており、約1年半を経て実現する見通しとなった。任期は4年。
 馬場氏は東大法学部卒。国交省から内閣官房へ出向し、国土強靱(きょうじん)化推進室の参事官を務めている。
 平田氏は1991年に旧建設省(現国交省)に入った。土地・建設産業局建設業課長などを経て、2018年に中村法道前知事が副知事に起用。いったん任期は満了したが、大石知事が昨年7月に再任した。平田氏は同省に戻る予定。

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