ハウステンボスが名称一新 「変なホテル」→「ホテルロッテルダム」 10月26日リニューアル

ロッテルダムに点在する近代建築やアートをモチーフにしたロビーのイメージ(ハウステンボス提供)

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は29日、直営する「変なホテル ハウステンボス」をリニューアルして、10月26日に「ホテルロッテルダム」の名称でオープンすると発表した。昨年9月、香港を拠点にする投資会社PAGが株主になったことに伴う取り組み。
 同ホテルは、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の傘下だった2015年、園内にオープンした。ロボットの出迎えで知られ、その後、HISグループは「変なホテル」の運営を全国各地で展開している。HTBはPAG傘下に入り、名称などを一新。今後5年間の中期計画の一つとして、新たなテーマのホテルを誕生させる。
 コンセプトは「お洒落(しゃれ)でスマートなカジュアルホテル」。ロビーなどをオランダのロッテルダムに点在する近代建築やアートをイメージしたデザインにする。客室は現在と同じ200室。自動チェックイン機を導入し、利便性を向上させる。7月3日から予約を受け付ける。
 また、直営する「ウォーターマークホテル長崎」の名称も10月26日に「ホテルデンハーグ」に変更。五つのオフィシャルホテルを都市名で統一することで認知向上を図る。
 HTBは「新たなニーズに応えるホテル。選択肢の一つとして宿泊を考えていただきたい」としている。

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