航空機事故、万一の備え 庄内空港で訓練

庄内空港での有事を想定し、救護場所のテントを組み立てる手順などを確認した訓練=酒田市・庄内空港

 航空機の事故を想定した消火救難訓練が29日、酒田市の庄内空港で行われた。空港職員など約60人が、避難誘導経路や、救護所の設置手順などを確かめた。

 羽田発庄内空港行きの機体が着陸する際、突風にあおられ地面と車輪が接触し、ブレーキが故障。滑走路から、はみ出して停止し負傷者も出ている―との想定。救護テントの設置や、医療資機材の配置、滑走路から救護所までの避難誘導などを確認した。

 訓練は庄内空港緊急計画連絡協議会(会長・本間隆県庄内空港事務所長)が企画した。本間所長は「避難する際のイメージができるよう、実際にテントを組み立てた。有事の際は柔軟に対応していきたい」と話した。

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