有田焼チェスで火花 外国人も参加、伊万里で大会

有田焼のチェス駒で対戦する参加者=伊万里市の大坪コミュニティセンター

 伊万里チェスクラブはこのほど、「チェス・トーナメント 第11回九州チーム選手権in伊万里」を伊万里市の大坪コミュニティセンターで開催した。外国人を含む小学生から70代までの24人が、有田焼でできた駒を使って対局した。

 3人一組の団体戦には、福岡、佐賀、長崎、熊本の4県から8チームが参加した。参加者は有田町の窯元「陶楽」が製作したチェス駒のひんやりした感触を楽しみながら、盤上で火花を散らした。

 熊本大チェスサークルに所属する韓国出身のジン・サンウさん(24)は初めて参加し「自分も初心者の部員も良い経験になった。これからも練習を重ねていい成績を目指したい」と話した。

 同クラブの末次健太郎事務局長(53)は「これまでで1番多くの参加者が集まった。チェスが年代や国籍を超えて楽しめるものだと改めて実感した」と大会を振り返り、「これからも参加者を増やして、焼き物とチェスをPRしていきたい」と抱負を語った。(花木芙美)

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