夏の果実ヤマモモが神戸市北区山田町藍那の「あいな里山公園」で見頃を迎えている。枝には赤く色づいた実が鈴なりで、田んぼやかやぶき屋根とともに、昔ながらの風景を演出している。
ヤマモモ科の常緑樹。関東以西や四国などに自生し、直径2センチほどの甘酸っぱい実を付ける。
公園内には数十本が植わり、職員らが接ぎ木などをしながら丹精している。かつて周辺地域では農作業の合間のおやつとして食べられていたほか、奈良時代以降は都への献上品として重宝されたという。
7月1、2日には「あいな里山夏フェスタ2023やまももまつり」を開催予定。あいな里山公園TEL078.591.8000 （斎藤雅志）
