不正受給の清まる・水野清子容疑者 去年の会見で「追い詰められた経営状況で冷静な判断できなかった」

国の助成金およそ1190万円を不正に受給したとして、愛媛労働局から返還命令を受けた愛媛県松山市の飲食店「清まる」の元代表。
2022年10月に開いた会見では、申請を任せていた業者にだまされたと主張していました。

清まる・水野清子元代表
「人を騙してやろうとか、自分だけが得して利益を得ようとか、そういう考えは今まで1ミリも考えたことがないので」

松山市の飲食店「清まる」は、新型コロナの影響で従業員を休ませたと偽り、国の助成金およそ1190万円を不正に受給したとして、愛媛労働局から返還命令を受けました。

「清まる」の水野清子代表は「コロナに関する助成金が受けられる」と騙され、知り合いに紹介された法人に会社の売り上げ実績などの関係資料を預け、申請を任せていたと説明しました。

受け取った助成金およそ1190万円のうち、およそ430万円は手数料としてその法人に支払ったということです。

清まる・水野清子代表
「今では詐欺師だったという自覚があるが、長年商売をしていて十分注意をしていたのにこういうことがあるというのは、やはり自分がすごい追い詰められた経営状態の中で冷静な判断ができなかった」

「清まる」は2022年10月6日に裁判所から破産決定を受けました。

一方、愛媛労働局は一般論として申請書類に偽りがあれば、不正受給になると説明しています。

(2022年10月13日放送)

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