佐野・浅沼八幡宮で「茅の輪くぐり」 親子連れの歓声響く

浅沼八幡宮で行われた毎年恒例の「茅の輪くぐり」

 【佐野】浅沼町の浅沼八幡宮(はちまんぐう)で30日、延命長寿や無病息災を祈る初夏の恒例行事「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。今年上半期のけがれを落とす神事「夏越(なごし)の祓(はら)い」の一環で、2011年から毎年6月30日に実施している。

 13回目となった今回は、同八幡宮氏子総代会や地元町会の役員ら17人が参加。戸賀崎直道(とがさきなおみち)宮司が祝詞の読み上げや玉串奉納を行った後、参加者は本殿前に設置された直径約2メートルの茅の輪を「8」の字を描くようにくぐった。

 午後4時からは、小学生以下を対象とした「子どもお楽しみ会」を4年ぶりに開催。子どもたちは茅の輪をくぐったり、お菓子のつかみ取りやスイカ割りに挑戦したりした。境内には大勢の親子連れの歓声が響いていた。

 同総代会の上岡博(かみおかひろし)代表(76)は「天気が心配されたが、無事に行えて良かった。子どもたちも久しぶりに集まってくれてうれしい」と目を細めた。

 茅の輪は8月5日まで設置予定。

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