新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行したことを受け、山形市は30日、同市十日町1丁目の新型コロナPCR検査センターを閉鎖した。
センターは2021年7月、山形市と福祉事業を展開する木下グループ(東京)が結んだ応援協定に基づき、開設された。当初は最上義光歴史館内にあり、昨年3月に現在地の山形城三の丸土塁跡西側に移転した。
ドラッグストアなどでの県の無料検査は、5類移行前日の5月7日で終了となったが、センターは市民に限定して無料検査を継続していた。最終日は19人が利用し、午後5時で終了。ピーク時の21年8月上旬には1日で275人が訪れるなど、延べ4万445人(うち市民2万7355人)が利用した。