ダンスの祭典 盛況/城フェス 弘前で開幕

りんご娘のステージで盛り上がる来場者=30日午後、弘前市の「星と森のロマントピア」

 国内最大級のダンス・パフォーマンスの祭典「SHIROFES.2023(城フェス)」が30日、青森県弘前市の観光リゾート施設「星と森のロマントピア」で3日間の日程で始まった。初日は同市の地元アイドルグループ・りんご娘のライブや、著名ダンサーによるワークショップで盛り上がった。7月1、2日は海外から招待した大物ダンサーらのパフォーマンスが行われる。

 弘前市の一般社団法人「パフォーミング・アーツ・コミュニティ(Performing Arts Community)」(岩渕伸雄代表理事)が主催し、今年で8回目。弘前城本丸を会場としていたのがフェスの名前の由来だが、昨年から人の密集を防ぐ目的で、より広いロマントピアに場所を移した。

 初日は小雨がぱらつく天気ながら、会場は熱気に包まれた。りんご娘のライブに訪れた横浜市の会社員玉田隆裕さん(31)は「最高の盛り上がりだった」と喜んだ。著名ダンスグループのワークショップに参加した弘前東小学校2年の川田悠月君(7)は「大人の人たちの動きがダイナミックでかっこよかった」と話した。

 1日に予選を行うヒップホップダンスバトルには、世界大会優勝経験がある八戸市出身のダンスインストラクター沢上りんかさんが出場予定。そのほか、世界各地から集まる15歳以下のキッズダンサーが世界一を競う「キッズの世界大会“NINJA”」がイベントの目玉だ。

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