優しい色 草木染200点 「工房よもぎ」佐賀市で展示会、7月2日まで

「初夏の色遊び」をテーマに約200点を展示する馬場崎誠さん=佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 染色職人の馬場崎誠さん(50)=佐賀市=が代表を務める「草木染工房よもぎ」(小城市)の展示会が、佐賀市本庄町の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。自然由来の優しい色合いの作品約200点が並ぶ。2日まで。入場無料。

 草木染はタマネギの皮、アカネの根、藍などの草木を染料として用いる。今回は「初夏の色遊び」をテーマに、創作服やバッグ、イルカや桜柄のタペストリーなどを展示。麻や綿などの自然由来の素材に、絵の具のように複数の色を何度も重ねて染め上げたこだわりの作品が楽しめる。

 馬場崎さんは「草木染ならではの優しい色合いの服は誰でも似合うと評判を聞いている。気軽に見にきて、ときめく1品を見つけてほしい」と話す。

 午前10時から午後6時(最終日は午後5時)まで。問い合わせは同ギャラリー、電話0952(24)5556。(坂本有佐)

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