なぎなた全国制覇を知事に報告 都道府県対抗大会で初優勝

優勝を報告した、左から江越由季選手、安藤万莉選手、畠山花菜選手、岩永莉渚選手=県庁

 5月下旬に嬉野市で開かれた「第64回都道府県対抗なぎなた大会」の試合競技(5人制)で初優勝した佐賀県チームが27日、県庁を訪れ、山口祥義知事に優勝を報告した。県勢は演技競技でも3位に入り、総合優勝に輝いた。

 県チームは準決勝で奈良県との接戦を制して勢いに乗り、決勝では熊本県を4―1で下した。野口みや子監督は「オーダーは選手たち自身で決めさせた」と言い、「後輩たちが最年長の江越(由季)にしっかり勝利をつないでくれた」とねぎらった。

 大会は来年の国民スポーツ大会のリハーサル大会として開催された。山口知事は「今秋の鹿児島国体や来秋の佐賀国スポに向けて弾みとなった。(国スポなどでも)全国制覇をしてほしい」とエールを送った。

 国体と国スポでは、試合競技は3人制となる。大将を務めた江越選手は「どの県もより強い3人が出てくる。厳しい戦いが予想されるが、油断せずにいきたい」と力を込めた。(鶴澤弘樹)

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