国税庁は7月3日、相続税や贈与税の算定基準となる2023年分の路線価(1月1日時点)を発表した。福井県内の最高路線価は「福井駅西口広場通り」(福井市中央1丁目)の1平方メートル当たり35万円で、昨年から6.1%上昇した。敦賀市白銀町の「敦賀駅前広場通り」も2年連続で前年比1.5%上昇し、来年春に迫った北陸新幹線県内開業に対する期待感が高まっている。
福井駅西口広場通りは、昨年の前年比横ばいを挟み、調査地点に加わった17年以降3~6%の上昇が続いている。
前年と比較できる県内3513地点の標準宅地額の平均変動率は前年比マイナス1.0%で、30年連続の下落となった。下落幅は昨年より0.1ポイント拡大した。