「アリタノヒビキ」12号刊行 首都圏向けPR冊子 マイセンを特集

有田とマイセンのつながりなどを紹介した「アリタノヒビキ」最新号

 有田観光協会は、首都圏向けのPR冊子「アリタノヒビキ」12号を刊行した。日本と欧州それぞれを代表する焼き物の産地、有田とドイツ・マイセンのつながりを特集している。

 特集「有田とマイセン」では、有田町の姉妹都市であるマイセン市との交流史を、17世紀までさかのぼって紹介する。冷戦時の旧東ドイツに渡って関係を築いた窯業関係者の話など、交流に関わった人々を取り上げる。

 人物紹介では、交流サイト(SNS)を活用して焼き物ファンを増やしている西富陶磁器の西山美春さんが登場。グルメは、ピザ料理店「くまえもん」の薪窯ピザを掲載した。

 アリタノヒビキ12号はA5判、14ページ。年1回のペースで1万部を発行している。町内では有田観光協会で無料配布しており、協会のウェブサイトでも公開している。(青木宏文)

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