高速バス「那須塩原号」21日再開 関東自動車、8カ月ぶり

運行を再開する「那須塩原号」

 関東自動車(宇都宮市簗瀬4丁目、吉田元(よしだげん)社長)は21日、那須地域と都内を結ぶ高速バス「那須塩原号」の運行を一部再開する。新型コロナウイルスの感染症法上の5類移行などに伴い旅行者も増加していることから、夏休みシーズンに合わせ再開を決めた。運行は昨年11月以来、約8カ月ぶり。

 那須塩原号は那須町湯本の「那須温泉」などとJR新宿駅直結の長距離バスターミナル「バスタ新宿」(東京都渋谷区)を結ぶ。新型コロナの感染拡大や冬季の利用者減により、昨年12月から全面運休していた。

 再開するのは4便。那須温泉発(バスタ新宿行き)が午前10時35分と午後3時、バスタ新宿発が午前10時20分(那須温泉行き)と午後7時半(JR西那須野駅行き)。7日から予約を開始する。

 ジェイアールバス関東(東京都江東区)の運行分を含め、他の往復計8便については引き続き運休する。関東自動車高速バス部は「増便について利用状況などを踏まえ検討する」としている。

© 株式会社下野新聞社