五所川原立佞武多(青森県)、昨年より3台増の出陣14台に

 青森県五所川原市は3日、今夏の五所川原立佞武多(たちねぷた)(8月4~8日)に計14台が出陣する予定であることを明らかにした。内訳は大型立佞武多3台、中型立佞武多5台、人形ねぷた6台で、初日と最終日は全て出陣する予定。最大11台だった昨年より3台増える。

 大型は現在制作中の「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」のほか、昨年デビューした「暫」、2019年デビューの「かぐや」の3台で、期間中全ての日に出陣する。初日と最終日の運行前に、3台が同市大町の旧ロータリーで顔を合わせる「お見合い」を予定している。お見合いは4年ぶりの実施。今年は運行コースも4年ぶりに従来の約1.3キロのコースに戻る。また、今年は富士電機津軽セミコンダクタねぷた実行委員会の中型が初めて参加する。

 3日の定例記者会見で佐々木孝昌市長は「昨年はコロナ禍で台数が少なく、フルスペックで開催できなかった。(コロナ禍前の)元のにぎわいに戻ることを期待している」と話した。

© 株式会社東奥日報社