紆余曲折の7年間に別れ…アーセナルのジャカ、レバークーゼン移籍がまもなく成立へ

[写真:Getty Images]

スイス代表MFグラニト・ジャカ(30)のレバークーゼン移籍がまもなく成立するようだ。イギリス『90min』が伝えている。

ミケル・アルテタ監督率いる昨シーズンまでのアーセナルにおいて、替えのきかない攻守の要だったジャカ。プレミアリーグで最終盤まで優勝争いに加わった2022-23シーズンは、37試合の出場で7ゴール7アシストという数字を残した。

しかし、広く知られる通り、今夏のアーセナルはチェルシーからドイツ代表MFカイ・ハヴァーツ(24)を獲得済みで、ウェストハムからはイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得にも接近。かねてより計画してきた中盤の刷新を進めている。

そんな状況下で、ジャカについても2024年6月までとなっている契約の延長を望んできたものの、選手自身がこれを固辞。シーズン終盤ごろからボルシアMG時代以来となるブンデスリーガ復帰の可能性が噂されていた。

古巣ボルシアMG、ドルトムントも獲得を模索していたようだが、シャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンへの移籍が確実に。交渉は近日中にも成立する見通しで、移籍金は各種アドオンを含めると総額2500万ユーロ(約39億4000万円)になるとのことだ。

かつてはアーセナルサポーターとの関係が悪化し、キャプテンの座も剥奪されていたにもかかわらず、そこからピッチでの貢献によって愛される選手となったジャカ。紆余曲折を経験したノースロンドンでの7年間に別れを告げる。

© 株式会社シーソーゲーム