佐賀市蓮池町の光明保育園(園児49人)で、新園舎の起工式が行われた。耐震性能を高めるため、現存する保育園では佐賀市内で最も古い木造園舎を建て替える。
同園は1952年、芙蓉小(現小中一貫芙蓉校)から使わなくなった家庭科室の木材を譲り受けて建てられた。住民らが力を合わせて解体した木材をリヤカーなどで運んで建設し、地域から「みんなの園舎」として愛されてきた。
式には園や建設会社の関係者、近隣住民ら約20人が出席。上田光俊園長(58)が「昔から続く地域の温かさを大切にしたい。これからも子どもたちと元気を届けていきたい」とあいさつした。
今後の一時預かり事業などを視野に入れ、定員60人を想定した園舎となる。来年2月に完成を予定する。
(デジタル報道部・上田遊知)