すくすく育てサガンスギ! 多良岳200年の森に地元小学生が100本

サガンスギの苗を植える多良小6年生=太良町の多良岳200年の森

 太良町の多良小6年生45人が6月27日、町内の多良岳200年の森で植樹活動を行った。佐賀県が開発した次世代杉「サガンスギ」など約100本を植え、自然環境を守る大切さや大変さを学んだ。

 杵藤農林事務所の担当者が、成長が早く花粉も少ないサガンスギの特長を説明した。6年生はグループに分かれ、山の斜面で植樹に挑戦した。町の森林組合や職員の指導を受け、くわで穴を掘り、サガンスギやケヤキ、モミジなど苗木を一本ずつ丁寧に植えていった。境田勝斗君は「木を植えるのは楽しかった。森の大切さを知ることができた」と話した。

 植樹活動は学校環境緑化モデル事業の一環で、苗の購入にはコンビニ大手「ローソン」の緑の募金を活用した。

(山口源貴)

サガンスギの苗を植える多良小6年生=藤津郡太良町の多良岳200年の森

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