ウイスキー製造を手がける清酒蔵元の西堀酒造(小山市粟宮、西堀和男(にしぼりかずお)社長)は5日までに、熟成前のウイスキー蒸留新酒「日光街道 小山蒸溜所 モルトニューポット2023」を発売した。県内外の取扱店で順次販売する。限定800本で、シリアルナンバーが付く。
小山蒸留所は昨春に同酒蔵の敷地内に完成し、昨年8月にウオッカを商品化した。ニューポットはたる詰め前の蒸留したての原酒で、同社が商品化するのは今回が初めて。
モルト(麦芽)100%を県開発の清酒酵母で醸した。アルコール分60%。内容量は250ミリリットル。価格は税別2800円。8日には同酒蔵直売所で30本を販売する。同量の水を注ぐと、広がる香りを楽しめるという。
同酒造は酒蔵ならではの独自製法で、ウイスキーなどの蒸留酒造りに挑んでいる。