梅雨時の蒸し暑い日が続く中、宇都宮市徳次郎町の竹原園芸で盛夏を彩るハイビスカスの出荷作業が最盛期を迎えている。
ハイビスカスは咲いた花が1日でしぼむ「一日花」の性質で、オレンジや赤など原色に近い大輪の花を毎日次々と咲かせる。同園は温室約3300平方メートルで28品種計4万鉢を栽培。今年は開花調整がうまくいき、花付きや枝ぶりも良好という。
5日は曇天ながら、従業員ら7人が花摘みに汗を流し、出荷する鉢の体裁を整えていた。今月末まで、都内を中心に全国へ出荷するほか、直売も行う。
同園の竹原龍太朗(たけはらりゅうたろう)さん(37)は「肥料と水を十分にあげ、風通しのいい半日陰に置くことで長く花が楽しめる」と話していた。