【Players on Fire】オールスター投票は大谷超えのMLB最多 史上初の「30-60」達成はすでに射程内

ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)はオールスター・ゲームのファン投票でア・リーグトップの大谷翔平(エンゼルス)を超える約308万票を集めた。すでに前半戦としては史上初となる20本塁打&35盗塁に到達し、前人未到のシーズン「30-60」を射程内にとらえるなど、勢いが止まらない。

6月は8連勝を含む21勝4敗。7月に入っても4勝1敗と快進撃を続け、両リーグ最高勝率で地区首位を独走しているブレーブス。そのなかで不動の1番打者としてチームを牽引しているのがロナルド・アクーニャJr.だ。

アクーニャJr.も6月は絶好調で、全25試合に出場して打率.356、9本塁打、22打点、14盗塁、OPS1.112を記録し、エンゼルスの大谷とともに月間MVPを受賞。

オールスターのファン投票では308万2600票を集め、ア・リーグ最多得票の大谷(264万6307票)をも上回った。さらに、6月最終週から7月にかけての週間MVPも受賞。大谷と並んで、月間・週間のMVPをダブル受賞と勢いが止まらない。

日本時間7月1日のマーリンズ戦で今季20号を放ち、オールスターを前に史上初となる20本塁打&35盗塁に到達。さらに、7月3日には盗塁を40に伸ばし、前半戦で20本塁打・40盗塁・50打点をすべてクリアするのも史上初の快挙となった。

この好調ぶりで、早くも注目されているのが史上初のシーズン30本塁打&60盗塁の「30-60」だ。「30-50」は、エリック・デービス(1987年)とバリー・ボンズ(1990年)が達成しているが、「30-60」は前人未到。実はアクーニャJr.は、メジャー2年目の2019年に37盗塁でタイトルを獲得したが、その年はリーグ5位の41本塁打を放っているだけに「40-60」という未開の領域も狙えるかもしれない。

打席での豪快な一発だけでなく、塁に出てからも目が離せないのがアクーニャJr.の魅力。この調子がどこまで続くのか、シーズン終盤の記録へのカウントダウンが楽しみだ。

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