鶴岡市の在来野菜「外内島(とのじま)キュウリ」の産地見学会が6日、同市伊勢横内で開かれ、酒田調理師専門学校(酒田市)の2年生8人が収穫体験などを通して特色ある地元の食材に理解を深めた。
近くの農業阿部正一さん(72)が講師を務めた。阿部さんから収穫量が少なく、病害虫に弱いなどの特徴を聞いた後、学生たちは15センチほどに育ったキュウリをもぎ取った。収穫後はその場で試食し、志田陽人さん(19)は「みずみずしい。食感を生かした料理を考えたい」と話していた。
県庄内総合支庁などによる「食の都庄内」ブランド戦略会議が主催した。学生たちはレシピを考案し「食の都庄内」の公式ホームページで秋ごろに紹介する。8月には酒田南高の生徒がだだちゃ豆畑などを見学する予定。