草木塔の歴史、川西の児童らが学ぶ 川西町玉庭小

地域の歴史などを学ぶ児童ら=川西町玉庭・瑞光寺

 川西町玉庭小(木村浩登校長、7人)の学年行事が8日、玉庭地区の瑞光寺などで開かれ、児童や保護者らが、かつての小学校の様子や地域に残る草木塔のいわれに理解を深めた。

 約20人が参加。同寺では、近くの農業穂保丈助さん(70)と藤田宥宣住職(70)が講師を務めた。穂保さんは「冬に雪踏み当番があり、児童が通学路の雪を踏み固めた」と同小の思い出を披露した。

 藤田住職は草木塔について「命ある樹木を伐採することでの罰を恐れ、畏敬や感謝の気持ちを込めて作った」と解説した。4年高橋裕君(10)は「地区に草木塔があることは知っていたが、説明を聞いてみんなの幸せを考えて作られたと分かった」と話していた。

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