電話de詐欺被害を防いだとして、勝浦市のセブン-イレブン勝浦武道大学前店の前東晃店長とアルバイト店員の大学生2人に勝浦署(遠藤幸安署長)から感謝状が贈られた。
60代男性がプリペイドカード3万円分を購入(チャージ)しようと慌てた様子で来店。対応したアルバイトの小林亮介さん=国際武道大4年=と吹野圭介さん=同3年=は高額なことから詐欺被害を疑い、さらに男性が「ウイルスに感染したパソコンを直すために必要」などと話したため前東店長に報告。前東店長は「大丈夫ですよ」と声をかけて男性を落ち着かせ、購入をやめさせるとともに110番通報した。
パソコンがウイルス感染したように誤信させて解除費用をだまし取る手口だったとみられる。同店は昨年10月にも同様の詐欺被害を防いでいた。前東店長は「従業員が意識を高く持ち、被害が出なくてうれしく思う」と話していた。