神戸大、理学部の編入試験で出題ミス 化学の問題に誤り

神戸大学=神戸市灘区六甲台町

 神戸大学は10日、理学部化学科の3年次編入試験で出題ミスがあったと発表した。受験した33人全員を正解として扱い、合否に影響はないという。

 神戸大によると、計算過程で使うためとして、平方根の近似値を試験問題の表紙に示していたが、設問との兼ね合いで本来は小数第3位まで記さないといけないところを、第2位までしか表示していなかったという。採点していた教員が誤りを見つけ、発覚した。

 編入試験は、1次選考の筆記が7月1日にあり、合格者が翌2日の2次選考の面接に進む仕組み。ミスに気づいたのは1次選考の合格発表前だったが、全員を面接に通した。最終的な合格発表は、26日に行うという。

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