県道で「ソイヤ」「ソリャ」 神輿の熱気通り包む 真岡で中村夏祭り

威勢の良いかけ声が響いた神輿の運行

 【真岡】真岡の夏祭りの先陣を切る中村夏祭りが8、9の両日、長田交差点周辺で行われ、熱気あふれるみこしの運行などで盛り上がった。

 中村八幡宮(はちまんぐう)の大みこしの渡御は、日も暮れかけた8日午後6時半にスタートした。各地区の法被に身を包んだ担ぎ手が、号令役のかけ声に合わせて「ソイヤ」「ソリャ」などと活気のある声を出し、リズムよく県道を練り歩いた。

 担ぎ手もマスク姿だった昨年から一転、今年は新型コロナウイルス禍の影響もほぼ払拭され、多くの市民がみこしと並び歩きながら沿道から見守った。

 みこしの先頭付近を担いだ高勢町2丁目、会社員村上来翔(むらかみらいと)さん(21)は「みんなで楽しく担げることが幸せ。やっと夏が来たという感じです」と汗を拭った。野澤和浩(のざわかずひろ)実行委員長(48)は「昨年よりはるかに多い人が集まってくれて感無量」と喜んでいた。

 9日もダンスやおはやしなどのイベントで盛り上がった。

威勢の良いかけ声が響いた神輿の運行

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