兵庫県川西市は12日、市立留守家庭児童育成クラブ(学童保育)で夏休み中の給食を申し込んだ5家庭の情報が、申し込みフォーム上で他の家庭から見られる状態になっていたと発表した。
給食を提供する日本国民食(東京)によると、申し込みに使っていた「グーグルフォーム」の設定を誤っていたのが原因。受け付け初日の6月27日午後7時過ぎ、保護者から「先に申し込んだ人の入力内容が閲覧できる」と同社に連絡があり、発覚した。
閲覧できた情報は、申込者と児童の名前、住所、電話番号、利用クラブ名など。発覚時点で5家庭が申し込んでいた。同社は約40分後、申し込んだ本人しか閲覧できないよう設定を変更した。
同社大阪事務所は「ミスで個人情報を漏えいさせ、申し訳ない」と陳謝。発覚翌日に市へ報告し、5家庭に謝罪した。
2週間後の発表となったことについて、市は「事業者への聞き取りや再発防止の指導に時間を要した」としている。(山岸洋介)