サイバーセキュリティボランティア 諫早商業高に長崎県警が委嘱 小中学生に指導 

委嘱状を受け取る野口さんら=諫早市、県立諫早商業高

 長崎県警はこのほど、県立諫早商業高(力丸資校長、627人)情報科の3年生6人に「サイバーセキュリティボランティア」の委嘱状を交付した。ボランティアはサイバー犯罪の被害者や加害者にならないよう小中学生を指導する。任期は本年度末まで。
 県警は2018年度から、情報通信技術などを学ぶ県内の高校生らを同ボランティアに委嘱。同校は諫早市内の小中学校で、情報セキュリティーやインターネットのマナーなどを教える。
 同校であった交付式では、生徒を代表して野口詞葉さん(17)が県警の担当者から委嘱状を受け取った。野口さんらは昨年冬から、アニメなどを活用してスマートフォンの危険性を説明する授業を準備。野口さんは「小学生でもスマホを持っている子が増えているとニュースで聞き、自分たちにできることがあればと(ボランティアに)手を上げた。怪しいと思ったら親に相談する、知らない人には連絡しない-ことなどをわかりやすく伝えたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社