「れいちぇる」ツイートが物議 松戸市議の増田氏、批判噴出で謝罪 タレントのryuchellさん追悼投稿で名前間違え

増田薫松戸市議のツイート

 タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが亡くなったことを受けて、千葉県松戸市議の増田薫氏が13日、ツイッターで「れいちぇるが自らこの世を去ったそうです」と投稿。「故人の名前を間違えるな」などと多くの批判が集まり、謝罪した。

 増田氏はツイートで「れいちぇるが自らこの世を去ったそうです。『どこにも居場所がない』と呟いていたらしい。本当に苦しかったんでしょうね…」と追悼。「トランスへの差別や偏見からくる誹謗中傷が高まる中、今後の社会的影響が非常に心配です。『あなたはありのまま生きて良い』という社会が良い」と続けた。

 これに対しツイッターでは「故人の名前を間違えてまで政治利用するのはどうなのか」などと批判が噴出。「れいちぇる」は一時トレンド入りするほど話題になった。増田氏は同日、「お名前を間違えて書いてしまい、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪ツイートを投稿した。

 増田氏は性的少数者などの問題解決に取り組む市議。2021年、当時共同代表を務めていた全国フェミニスト議員連盟がご当地バーチャルユーチューバー「戸定梨香」を「性的対象物として描写している」などとして、啓発動画に採用した千葉県警に抗議。動画が削除されたことが波紋を呼んだ。

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