13日、神戸市北区の有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で始まった「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負第2局で、午後のおやつの時間が巡ってきた。職人らが腕を振るったスイーツに、両対局者が舌鼓を打った。
藤井聡太王位(20)=竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖=が選んだのは、神戸・名谷に本店を構える洋菓子店「レーブドゥシェフ」のマンゴーショートとアイスレモンティー。旬のマンゴーとパイナップルを使った季節限定のケーキで、ブルーベリーやリンゴ、イチジクなどのフルーツが彩りを添える。
佐々木大地七段(28)は、注文後に同旅館内「猪名野茶房」の職人が練り上げて作る「本生わらび餅」(1200円)とほうじ茶を選んだ。独特の粘りがある本わらび粉を使用し、コシのある弾力と滑らかな食感が特徴だ。和三盆が練り込んであり、さっぱりとした甘み。和三盆糖シロップはお好みで。 (藤森恵一郎)